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エアコンにカビが発生する原因とは?放置リスクと正しい対処法を紹介

  • 有限会社Refix
  • 4月22日
  • 読了時間: 14分



▶︎1. エアコンにカビが発生する原因とは?



1.1 湿気がこもる仕組みを知っておこう

エアコンの中では、冷房を使うたびに「結露」が起こり、それがカビの発生源になるんです

冷房をつけると、部屋の空気が吸い込まれ、エアコン内部の「熱交換器」で一気に冷やされます。このとき空気中の水分が急激に冷やされて、水滴となり、エアコン内部にたまっていきます。これが「結露」と呼ばれる現象です。


結露した水は本来ドレンホースを通じて外に排出されるのですが、エアコンの使い方や設置環境によっては、内部に湿気がこもりやすくなることがあります。

とくに以下のような条件が重なると、内部の湿度が高くなり、カビにとって最適な環境が整ってしまうんです。


  • 冷房運転後にすぐ電源を切ってしまう

  • 「内部クリーン」機能を使っていない

  • ドレンホースが詰まり、水がうまく排出されない

  • 部屋の湿度が常に高く、空気の流れが悪い


エアコン内部は、目には見えないけれど、実はかなり複雑な構造になっていて、冷却フィン(熱交換器)や送風ファンなどの細かいパーツが密集しています。この構造が空気の流れを妨げ、湿気がとどまりやすい場所をつくってしまうのです。


その結果、内部に「常に水分がある状態」が続いてしまい、カビが発生・増殖してしまうんですね。

ちなみに、カビが好む湿度は60%以上といわれています。夏の冷房使用中は、エアコン内部がこの湿度を簡単に超えてしまうので、カビの温床になるのはある意味当然ともいえるのです。


1.2 ホコリや汚れがカビのエサになる理由

湿気だけではカビは増えません。実は、カビが生きていくためには「栄養」も必要なんです。

そしてその栄養源となるのが、エアコン内部に溜まったホコリ、皮脂、花粉、たばこのヤニ、ペットの毛などの汚れた物質です。


特に注意したいのが、「フィルター掃除の習慣がない人」です。 フィルターには部屋中の空気が通るため、1週間〜2週間もすればホコリやゴミで真っ白になってしまいます。そのまま放っておくと、ホコリを通り越してエアコンの中へどんどん入り込んでしまうんです。

それが冷却フィンやファンに蓄積すると、カビの格好のエサになってしまいます。


また、室内で発生する見えない汚れも油断できません。

汚れの種類

主な発生源

カビへの影響

ホコリ

人の動き、衣類、外からの汚れ

栄養源になる

皮脂や汗

人の肌や髪からの分泌物

カビの繁殖に効果的

花粉

春・秋に多く、窓の開閉時に侵入

アレルゲンとカビが結びつく原因に

タバコのヤニ

喫煙による空気汚染

粘着質でホコリを付着しやすくする

ペットの毛や皮脂

犬猫などの抜け毛や皮膚成分

エサになり、さらに臭いの元にもなる


こうした汚れが複合的に重なると、カビがどんどん増えやすくなってしまいます。

だからこそ、フィルターの掃除は月に2回以上を目安、目に見える汚れだけでなく、奥までしっかりとチェックしていくことがカビ対策には欠かせないんです。


1.3 エアコンの使い方が原因になることも

「正しい使い方」を知らないだけで、知らず知らずのうちにカビを育ててしまっているケースも多いんです。


たとえば、夏場によくあるのが「冷房を頻繁にON/OFFする使い方」。これを繰り返すと、エアコン内部は何度も結露→停止→結露→停止…という湿気のループに陥り、乾く時間がほとんどない状態になります。


また、「冷房しか使わない」という方も注意が必要です。 除湿モード(ドライ)は室内の湿度を下げるだけでなく、内部の湿気を飛ばす効果もあるので、こまめに活用すると内部のジメジメを軽減できるんですよ。

他にも、見落としがちなこんな使い方もカビの原因になります。


  • 使い終わったあと、送風運転をしない

  • 部屋が常に締め切られていて、換気が不十分

  • 冬場に暖房を強く使いすぎて結露が発生している


とくに冬場の結露は盲点です。暖房をつけると部屋の中の温度と窓の外気温との差が大きくなり、窓や壁に結露が起きますが、エアコンの内部でも同じことが起こっています。

エアコンのカビを防ぐには、「湿度・汚れ・使い方」の3つをセットで見直すことが大事なんですね。



▶︎2. 放っておくと危険!エアコンのカビが引き起こすトラブル



2.1 健康被害のリスクについて

エアコンのカビを吸い込むと、日常生活に支障が出るほどの体調不良につながることもあるんです。

カビは、見た目だけでなく「空気中に飛び散る胞子」が問題になります。エアコン内部に繁殖したカビは、運転するたびに空気と一緒に室内に放出されます。これを繰り返し吸い込むと、呼吸器や粘膜に少しずつダメージを与えてしまうんです。


とくに心配なのが、こんな症状が出るケース。


  • 慢性的な咳や鼻づまり

  • ぜんそくの悪化や再発

  • だるさや頭痛が続く


こうした症状は、「エアコン病」や「シックハウス症候群」の一因になることもあるんですよ。

また、小さな子どもや高齢の方、アレルギー体質の方は影響を受けやすいので要注意。免疫力が低いと、カビによって肺炎や気管支炎にまで発展することもあります。


医療機関でも、夏や梅雨の時期になると「エアコンが原因かも?」という患者さんが増える傾向にあります。ちょっとした不調でも、季節やエアコン使用と照らし合わせてみると、カビが関係していることがあるんです。


2.2 カビ臭や空気の悪化による影響

エアコンからのニオイが気になるなら、それはカビの「サイン」かもしれません

エアコンの内部にカビが繁殖すると、独特なニオイが発生します。それは、カビそのものの臭いだけでなく、カビが分解したホコリや有機物から出るガスが原因なんです。


このニオイ、よく「雑巾みたい」「土っぽい」「酸っぱい」と表現されますが、どれも決して快適なものではありませんよね。

しかも、エアコンの風で部屋全体に広がるので、壁紙やカーテン、クッションなどの布製品にもニオイが移ってしまうこともあります。時間が経てば経つほど、取れにくくなるんです。


さらに、ニオイとともに気になるのが空気の質の悪化です。

カビが増えると、空気中の微粒子やハウスダストも増えやすくなります。これにより、空気が「こもっている」「重たく感じる」といった状態に。


換気をしてもすっきりしない、空気清浄機を使っても改善されない…そんなときは、エアコン内部のカビが原因かもしれません。

見た目がキレイな部屋でも、空気が汚れていると居心地の悪さを感じやすくなります。毎日の暮らしを快適にするためにも、見えない空気の質には気をつけたいですね。


2.3 電気代アップや故障の原因になることも

実はカビが、エアコンの性能そのものを下げてしまうんです。

エアコンは、内部の熱交換器やフィルターが正常に働いてこそ、効率よく冷暖房ができる仕組みになっています。でも、カビやホコリがびっしり付着してしまうと、空気の流れが妨げられてしまいます。


その結果どうなるかというと、

  • 設定温度に達するまでの時間が長くなる

  • 強風にしても風量が弱い

  • 無理な運転でモーターやファンに負担がかかる


こうした状態になると、無駄に電力を使うので電気代がどんどん上がってしまうんです。

たとえば、同じ冷房温度24℃でも、清掃されたエアコンとカビだらけのエアコンでは年間で約1.2〜1.5倍の電気代差が出るというデータもあります。家計にもじわじわ影響が出てしまうんですね。

さらに放置しておくと、故障やトラブルの原因にもなります。


  • 内部が詰まり、水漏れや結露が発生する

  • モーターに負荷がかかり異音がする

  • 基板やセンサーの劣化につながる


修理費は1万円〜3万円、場合によっては買い替えも必要になります。しかも、エアコンが必要な真夏や真冬に壊れると、本当に困ってしまいますよね。

エアコンを長持ちさせて快適に使うためにも、「カビは放置しない」が鉄則なんです。



▶︎3. カビを防ぐためのセルフ対策



3.1 定期的なお掃除のコツ

エアコンのカビ予防は、まず「フィルター掃除」から始まります

エアコン内部にカビが発生する最大の原因は、ホコリと湿気。このうちホコリは、外からの空気と一緒にどんどんフィルターへ溜まっていくんです。 このフィルター、何もせずにいると1ヶ月でホコリまみれになってしまうことも…。


特に、

  • 室内干しが多い

  • ペットを飼っている

  • 換気が少ない


こんな環境ではホコリの蓄積スピードも早くなります。

掃除のタイミングは【月に1〜2回】が理想的。夏や梅雨など使用頻度が高い時期には、2週間に1回でもOKです。


掃除の手順はこちらです。

手順

内容

1.

エアコンの電源を切り、フィルターを取り外す

2.

表面のホコリを掃除機でやさしく吸い取る

3.

水で洗い、陰干しでしっかり乾かす

4.

完全に乾いてから元に戻す


「つい面倒で忘れちゃう…」という方は、週末の家事ルーティンに組み込むと習慣化しやすいですよ。 エアコンをこまめに拭くだけでも、カビの抑制につながります。

また、市販のフィルター用抗菌シートなどを活用すると、さらに安心感がありますね。


3.2 換気や除湿モードの活用法

カビの大敵は“乾燥”。だから、エアコン内部も湿らせっぱなしにしないことが大事なんです

カビが最も活発に育つのは、湿度が60%を超える環境。まさに、冷房使用中やその直後のエアコン内部がそれにあたります。


とくに注意したいのが、エアコンを切った直後。 内部の結露がそのまま残っている状態で電源を切ると、数時間〜翌朝にかけてカビが繁殖してしまうこともあるんですよ。

その対策として有効なのが、


  • 除湿モード

  • 送風モード

  • 内部乾燥機能


この3つです。


たとえば、冷房を切る15〜20分前に送風モードへ切り替えることで、内部の湿気をぐっと減らせます。 最近のエアコンには「内部クリーン」や「お掃除機能付き」などの便利な機能もついていることが多いので、活用しない手はありません。


また、日中は冷房で閉めきりになりがちな部屋でも、1日1回は5〜10分ほど窓を開けて換気するだけで、湿気やカビ臭をかなり減らせます。

こんなポイントに気をつけてみてください。


  • 就寝前や起床後に、短時間でも換気をする

  • 除湿モードは冷房よりも消費電力が少なく、空気がこもりにくい

  • 晴れた日に送風モードで空運転するのも効果的


ちょっとしたひと手間で、空気もエアコンも、気持ちよく保てますよ。


3.3 エアコンの正しい使い方で予防できる

知らず知らずのうちに“カビを育ててしまう使い方”をしていませんか?

実は、エアコンの使い方次第で、カビが発生しやすくなることがあるんです。


たとえば…

  • 急に冷房を切る

  • 湿度が高い日に換気をせずに使う

  • 冬の暖房しか使わず、内部の乾燥がされないまま放置


こうした使い方は、カビが好む「湿気がこもる状態」をつくりやすくなります。

特に注意したいのが、長期間使っていなかったエアコンをそのまま使い始めること。 春や秋などの季節の変わり目に一度も内部乾燥をせず、いきなり冷房や暖房をつけると、カビの胞子が一気に部屋中に舞ってしまうことがあるんです。


予防のために意識したいポイントはこちら。


  • 使用後は送風モードや内部クリーンを活用する

  • 冷房と除湿モードをうまく使い分ける

  • 長期間使わない前後は、送風でしっかり乾かす

  • 電源を切る前に「乾かす」工程を入れるクセをつける


また、湿気が溜まりやすい寝室や北向きの部屋では、除湿器やサーキュレーターの併用も効果的ですよ。

ほんの少しの工夫で、エアコンの寿命も延びて、快適な空気が長続きします。



▶︎4. プロのエアコンクリーニングで根本対策を


4.1 市販のスプレーでは落とせないカビもある

市販のスプレーでは、エアコン内部の奥に潜むカビまで完全には除去できないんです

最近は家電量販店やネットでも、手軽に使える「エアコン用洗浄スプレー」が手に入りますよね。

でも、これだけで内部が清潔になると思っていたら、ちょっと注意が必要です。


カビが本当に根を張っているのは、以下のような「手の届かない部分」です。


  • 熱交換器の裏側

  • 送風ファンの羽のすき間

  • ドレンパンの排水口付近


スプレーでは、こういった奥のカビやぬめりには届かないんです。表面にいる菌は多少除去できても、奥で増殖を続けるカビが残っていれば、すぐに元通り。

それどころか、スプレーの薬剤や水分が内部に残ることで、


  • 逆に湿度が高まりカビが増える

  • 熱交換器が濡れたまま腐食してしまう

  • 感電やショートなどのリスクもある


という悪影響を及ぼす可能性もあるんです。

「掃除してるのにニオイが取れない」「むしろ調子が悪くなった」なんてことがあれば、間違ったお手入れが原因かもしれません。


4.2 分解洗浄で内部までピカピカに

プロによる「分解洗浄」なら、内部のカビやホコリまで根こそぎ取り除けます。


プロのクリーニング業者は、エアコンのカバーを外すだけでなく、必要に応じて以下のようなパーツを丁寧に分解します。

パーツ名

掃除内容と効果

フィルター

汚れやホコリの除去。通気性が改善され冷暖房効率アップ。

熱交換器(アルミフィン)

高圧洗浄で奥のカビや皮脂汚れまでしっかり洗浄。空気の清浄度が向上。

送風ファン

羽根の奥に溜まったカビやぬめりをブラシと薬剤で徹底洗浄。風のニオイを改善。

ドレンパン

水が溜まる場所で最もカビが増えやすい。洗浄で臭いや詰まりを予防。

ドレンホース

排水の通り道。詰まりを取ることで水漏れや逆流を防止。


高圧洗浄機や専用薬剤を使って、細かい部分まで徹底的に掃除するため、一般の方では届かない場所の汚れも一掃できます。

また、プロによる洗浄後には「防カビコート」や「抗菌処理」を施すことも可能です。これにより、カビの再発を防ぎ、きれいな状態を長期間キープできます。


実際に分解洗浄をしたあと、「エアコンの風がまるで違う」「ニオイが消えて快適になった」という声はとても多いんですよ。


4.3 こんなときはプロに頼るのが安心

次のような症状があるときは、プロのクリーニングを早めに検討した方が安心です。


  • エアコンをつけるたびにカビ臭がする

  • 吹き出し口から黒い粒やホコリの塊が見える

  • 水漏れが発生している

  • 風量が弱く、部屋がなかなか冷えない/暖まらない

  • アレルギーや咳がひどくなった気がする


これらは「内部がかなり汚れている」サインなんです。

とくにお掃除機能付きエアコンの場合、自分で無理に分解しようとすると、誤って配線を傷つけたり、センサー類に不具合が出てしまうこともあります


プロの業者であれば、機種ごとの構造や注意点を把握したうえで作業するので、安心して任せられます。

さらに、「家庭用」「業務用」「天井埋込型」など、さまざまなタイプのエアコンに対応してくれるのもプロならではの強みです。


時間にしておよそ1〜2時間。その間にしっかりと内部を丸洗いしてもらえるので、手間もストレスも少なく済むんですよ。



▶︎5. まとめ:エアコンのカビ対策は日常ケアとプロの力を両立させて


エアコンのカビは、気づかないうちに私たちの健康や暮らしにじわじわ影響を与えています。

その原因は「湿気」「ホコリ」「使い方」にあり、日常のちょっとした習慣がきっかけで、どんどん繁殖してしまうんです。


でも、こまめなお掃除や正しい使い方、除湿や換気を意識するだけで、カビをグッと防ぎやすくなります。 とはいえ、エアコンの奥深くに入り込んだ汚れまでは、自分の手ではなかなか届きません。

そんなときこそ、プロのエアコンクリーニングの出番です。分解洗浄によって内部まで徹底的にキレイにしてもらえるので、ニオイも健康への不安もスッキリ解消できます


普段のセルフケアと、定期的なプロの力。 この2つをうまく組み合わせることで、1年中快適で清潔な空気を保てるようになります。

エアコンは、私たちの暮らしに欠かせない存在。 だからこそ、大切にお手入れして、心地よい毎日を守っていきたいですね。



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